「国家資格”全国通訳案内士”、合格おめでとう!」

“全国通訳案内士”と言う国家資格がある。

詳しくはWiki等で見ると分かるんだけど、

簡単に言うと、

「日本語以外の言語で、有償観光案内出来る資格。」

 

昨年までは、

“通訳案内士”と言う名称だったのだが、

あまりにも難関と言う事で、

今年の1月4日から

誰でも通訳案内士を名乗れる様になってしまった。

 

外国人観光客急増の対応策とか言ってるけど、

この合格率じゃあ増える訳ないじゃん。

(今年の合格率15.6%。10564人中、合格は1649人。)

じゃあ誰でも名乗れる様にしましょうかなんて

本末転倒も甚だしい。

何の為の国家資格なんだか。

 

その代わり、

国家試験合格者には”全国”が付き、

“全国通訳案内士”と言う肩書きになった。

 

この全国通訳案内士、

一次試験の学科が超難関。

学科は英語(他の言語も選択可)の他に

日本地理
日本歴史
一般常識

がある。

ちなみに

科目免除があって、

例えば英語はTOEIC840以上で免除等。

 

もうね、

地理、歴史なんて範囲広過ぎるし、

特に一般常識なんて

100%知らないことばっかり。

 

試しに過去問やったら0点。

選択問題なのに、

全く知らない事だから”勘”さえ働かない汗。

60点位で合格って事だけでも、

どれだけ難関かが分かる。

 

しかも、

恐ろしい事に

例えば地理と歴史が受かって一般常識を落とすと、

翌年、一般常識だけ受かればいい。

 

しかーし!

翌年一般常識を落とすと、

その翌年は地理も歴史も受け直し。

その繰り返しで何年も受からない人が

沢山いると言う。。。怖

 

一次に受かると、

英語に因る口述試験(面接)がある。

専門的な話を日本語でリスニングした物を

すぐに英語で説明するのと、

(英訳出来ない言葉が沢山出て来る。)

3つのお題からひとつ選んで

英語で説明する。

(3つのお題の内、

ひとつでも詳しく知っている物があればセーフ、

逆に3つ共よく知らなければアウト。)

それに関して質問もされ、

もちろん答えも英語。

 

試しに、

昨年の二次の面接の設問やってみたけど、

ムズい!

まず、

いろいろな知識があるのが前提で、

しかもそれを英語で簡潔に説明するスキルが求められる。

英語がペラペラだけじゃ

まず受からない。

(ペラペラではない自分が言うのも何だが。)

 

時間のある人は

webとかで過去問とか見て

このムズさを体感して下さい笑。

生まれてこの方一度も聞いた事が無く、

今後も一生知る事の無い”一般常識”が

沢山出て来ます。

 

あ、大事な事忘れてた!

受かったのは妻です!

合格おめでとう!!

パチパチパチパチ!!!

 

妻はコツコツ型なのだけれど、

(自分には絶対真似出来ない。)

仕事や家事の合間合間に

本当にコツコツと勉強をしていたのを

ずっーと見て来たので、

本当に嬉しい。

 

ここんとこずっと臥せっていて

このブログ、

病気絡みの内容ばっかりだったから笑

たまにはこういう明るいニュースもね。

 

コツコツ型なんて簡単に言ってしまったけど、

長い間、毎日コツコツやると言う事は

誰でも出来る事じゃない。

それを地道に地道に積み上げて、

こうして結果に繋げたのだから

本当に凄いと思う。

 

10代や20代、30代ならいざ知らず、

それなりの年齢になってからの勉強って

本当に、本当に大変なのだから。

自分の妻ながら尊敬します!

 

今後は、

メインの仕事とは別に、

先に受かった先輩のお手伝いをして行くそう。

とにもかくにもよかったね!

おめでとう!

 


本当によく頑張りました!お疲れ様!