子供は
保身の為にモノ凄く浅い嘘をつく。
かくいう自分も、
子供の頃
親に怒られたくないが為に
嘘をついた事がある。
もちろん、
当たり前の様にバレて、
「嘘をつくな。」
とダブルで怒られた。
ただ、
たまたま自分の嘘は
他人を巻き込んでいなかったのが救い。
でも、
そうじゃない嘘もある。
なぜなら、
人のせいにするのが
自分が助かる一番近道だからだ。
子供は、
自分の嘘が回り回ってとんでもない事になるなんて
考えて嘘はつかない(つけない)。
でも、
これは仕方ない、
子供だもの。
先日、
妻の友人のご主人が車を運転中、
急に飛び出して来た自転車と接触してしまった。
すぐに車から降り
相手の様子を見に行ったが、
軽い接触だった為、
ケガも無く本人も大丈夫とのこと。
話を聞く限りは、
自転車が100%悪いが、
車vs自転車だから車の分は悪い。
でも、
被害者がすぐに立ち去ってしまった事で
彼も仕方なく帰路についた。
そして数日後・・・。
同じ場所を通ると驚きの光景が。
そこには
「◎月◎日、ここでひき逃げ事件がありました。
目撃者を探しています!」
との警察制作の看板が。
(◎月◎日・・・。)
どう考えても犯人は自分だ。
彼は驚き、急ぎ警察へ。
被害者いわく、
「車に轢かれたのに
安否確認もせずにそのまま立ち去った。」
立派な”ひき逃げ”だ。
そのコは実際ケガも何もなかった。
これで終ればよかったのだが、
自転車に傷がついてしまっていた為、
親御さんに問いつめられた。
そのコにしたら、
親に怒られたくはない。
要は
「自分は悪く無い。」
事を主張しなければならない。
正直に事の次第を話せば、
「そういう時は、親か警察に連絡しなさい。」
「今度は相手の連絡先を聞きなさい。」
とか、
「相手の車は大丈夫だったの?」
で済んだだろう。
でも、
「轢いた人が何もせずに立ち去った。」
この嘘がいけなかった。
親にしたら、
大事な自分の子供をひき逃げするなんて許せない!
警察へ通報だ!
そう思うのは当然のこと。
ただ、
子供はそこまで考えてウソはつかない。
まずは、
自分が怒られない事が大事だからだ。
その後、
警察を含めての検証があった。
子供のウソには矛盾があり、
時系列ごとに話を進めて行くと
嘘は白日の下に。
ただ、
自転車が悪かったとしても
車が自転車にぶつかった事実は事実。
彼は菓子折りを持ってお詫びに。
向こうのご両親からは
「いえいえ、こちらが悪かったのですみません。」
と謝罪があり、事なきを得た。
まともな親御さんでよかったよかった。
でも、
防犯カメラもドライブレコーダーもなければ、
ウソをつき通す事も出来た。
もちろん、
バレた時の罪はあまりにも重いのは間違い無い。
車を運転する者にとって
こんなに怖い話は無い。
もちろん、
事故が起きたら通報義務はあるが、
ちょっと当たった(接触した)場合の
ジャッジは難しい。
そこへ妻のひと言、
「ドライブレコーダーを付けに行こう!今すぐ!」
ドライブレコーダーが有れば、
相手が嘘をついても100%バレる。
(法律的にも十分証拠能力がある。)
それに、
自分が悪かった場合も実証されるので、
普段から運転に気を遣う事が出来る。
うん、
これは一石二鳥。
販売終了予定のカールも欲しいが、
まずはドライブレコーダー。
で、本日装着。取付費込みで2万5千円ちょい。
PS
以前、片側1車線の道を走っていた時のこと。
前から車が2台、並走して向って来る。
(ん?車2台?)
片側1車線なので、こちらへ向って来る車2台は有り得ない。
つまり、
このままだと正面衝突する車が目の前に居る。
運転者はおじいちゃん。
助手席のおばあちゃんが
「おじいさん!前!前!」
と激しく肩を揺さぶっている。
おじいちゃんも驚愕の表情。
幸い、事故にはならなかったが、
ドラレコはあった方がいい。