昨日書いたブログで、
“抜染”と言うプリントに触れたんだけれど、
もうちょい掘り下げてみようと思う。
先のブログでも説明した様に
抜染は熱処理で色を抜くプリントの事を言う。
色を抜くので、
白Tシャツ(抜く色が無いので)はプリント出来ない。
また、
抜ける部分はコットン地の部分のみとなる。
(ポリエステルやレーヨンは抜く事が出来ない。)
つまり、
コットンの含有量でプリントに差が出る、
と言う事になる。
ここが実に面白いんだよね。
“黒面形天蛾(クロメンガタスズメ)”
を例にとってみよう。
クロメンガタスズメは
“羊たちの沈黙”(ジョディー・フォスター主演)
と言う映画のポスターで知られている。
(蛾の真ん中のドクロは後付け。)
ちなみに、
蝶=カラスアゲハ、蛾=クロメンガタスズメ、
この二つをデザインしたのは
こういうTシャツが昔から欲しかっただけなので
この映画の影響は全く無い笑。
さあ、ご覧あれ
左がコットン50%、ポリエステル50%、
右がコットン38%・ポリエステル38%・レーヨン24%、
明らかに色が違うのが分かる。
左がオーバルネック・ブラック(レディス)、右がVネック・スミクロ(ユニセックス)
この色の差が面白い!
初めてサンプルが上がって来た時、
(うわ!何だこれ!カッコイイ!)
大興奮。笑
特に、
トライブレンド(コットン38%)の方は、
ちょっとグラデーションが出る時もあって
(画像でも分かるかな?)
凄く気に入っている。
(自分用に蛾と蝶を5枚ずつ創った笑。)
そしてさらに面白いのが、
同じコットン50%でも色の出方が違うこと。
左がオーバルネック(レディス)、
右がUネック(ユニセックス)、
色の出方が全然違う!
どちらもコットン50%・ポリエステル50%なのに、
色の出方がこんなに違う。
同じコットン50%でも、
Tシャツの会社が違うとプリントに差異が出る
って事なんだよね。
面白い!
同じ様にプリントしてるのに
Tシャツの種類で仕上がりが違うなんて、
あまりにも愉し過ぎて、
もっといろいろな種類で試してみたい衝動にかられたんだけど、
あまり範囲が広がり過ぎても困るし、
サンプルって凄く高いので笑、
現在の種類に落ち着いた。
今後、
メーカーで取り扱いが終ってしまう物も出て来るので、
最終的には2種類、
ヘタすると1種類になってしまうかも知れないが
出来るだけ続けたいなと思っている。
この愉しさを是非!
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