「Tシャツのカスタムプリント。」

昨日書いたブログで、

“抜染”と言うプリントに触れたんだけれど、

もうちょい掘り下げてみようと思う。

 

先のブログでも説明した様に

抜染は熱処理で色を抜くプリントの事を言う。

色を抜くので、

白Tシャツ(抜く色が無いので)はプリント出来ない。

 

また、

抜ける部分はコットン地の部分のみとなる。

(ポリエステルやレーヨンは抜く事が出来ない。)

 

つまり、

コットンの含有量でプリントに差が出る、

と言う事になる。

ここが実に面白いんだよね。

 

“黒面形天蛾(クロメンガタスズメ)”

を例にとってみよう。

クロメンガタスズメは

“羊たちの沈黙”(ジョディー・フォスター主演)

と言う映画のポスターで知られている。

(蛾の真ん中のドクロは後付け。)

 

ちなみに、

蝶=カラスアゲハ、蛾=クロメンガタスズメ、

この二つをデザインしたのは

こういうTシャツが昔から欲しかっただけなので

この映画の影響は全く無い笑。

 

さあ、ご覧あれ

左がコットン50%、ポリエステル50%、

右がコットン38%・ポリエステル38%・レーヨン24%、

明らかに色が違うのが分かる。

 

20160627c20160627a
左がオーバルネック・ブラック(レディス)、右がVネック・スミクロ(ユニセックス)

 

この色の差が面白い!

初めてサンプルが上がって来た時、

(うわ!何だこれ!カッコイイ!)

大興奮。笑

 

特に、

トライブレンド(コットン38%)の方は、

ちょっとグラデーションが出る時もあって

(画像でも分かるかな?)

凄く気に入っている。

(自分用に蛾と蝶を5枚ずつ創った笑。)

 

そしてさらに面白いのが、

同じコットン50%でも色の出方が違うこと。

左がオーバルネック(レディス)、

右がUネック(ユニセックス)、

色の出方が全然違う!

20160627c 20160627b

 

どちらもコットン50%・ポリエステル50%なのに、

色の出方がこんなに違う。

同じコットン50%でも、

Tシャツの会社が違うとプリントに差異が出る

って事なんだよね。

面白い!

 

同じ様にプリントしてるのに

Tシャツの種類で仕上がりが違うなんて、

あまりにも愉し過ぎて、

もっといろいろな種類で試してみたい衝動にかられたんだけど、

あまり範囲が広がり過ぎても困るし、

サンプルって凄く高いので笑、

現在の種類に落ち着いた。

 

今後、

メーカーで取り扱いが終ってしまう物も出て来るので、

最終的には2種類、

ヘタすると1種類になってしまうかも知れないが

出来るだけ続けたいなと思っている。

この愉しさを是非!

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