「着物を誂えるの巻。」

夏にお願いしていた着物(秋冬物)が仕上がってきた。

早速、M先生の所に伺う。

 

「ごめんくださーい!」

「はーい。」

「先生!こんにちわ!!」

「あれ?ヤマグチさん、今日は手ぶらでいらっしゃった?」

「あ、スミマセン!今日はお店に寄る時間がなかったもので。」

「笑。そうじゃなくて、襦袢や帯は?」

「?・・・・・・・・・・・・・ぬあっ!!!」

 

いつも先生の所にお邪魔する時は

お茶請けのお菓子を持って行くのだが、

そんな話じゃなかったあ!

恥ずかしいーっ!汗

 

お菓子はいいとして、

肝心の襦袢、帯とか持って来るのをすっかり忘れてた!

(今日のこと、ブログで何て書こうかな~♪)

なんてのんきにふらふら来てしまった。

「す、すみませんーっ!」

帯等はお借りする事に。

 

でも、

着物は素晴らしかった!

濃紺(ほぼ黒)の正絹で

柄は何と!

“猫の絞り”

そして半襟は

わざわざ正絹で”鶯色”に変えて下さった。

 

何より、

この柄の着物を勧めてくれた先生のセンスが素晴らしい。

長さを確認する為に

先生が着付けてくださったのだが、

その真剣な眼差しを見るだけで緊張する。

「じゃ、自分で着てみましょうか。」

「え。」

(ぬあっ!ここんとこ家で着てないよ、どうしよ・・・。)

 

先生のご主人も、

この着物を気に入ってくれていて

おふたりで見学。

すごいプレッシャー。汗

(先生→日舞の家元/ご主人→呉服屋さん。)

 

「す、すみません。もう一回着ていいでしょうか。」

「お時間があるなら何度でも♪」

ひたすら汗。

 

ここんとこ着る練習してなかったのもあるけど

帯の長さや素材でこんなに違うとは・・・。

言い訳する隙間一切無し・・・。

 

何とか体裁を整えると、

ご主人「おおっ!似合うよ似合う♪」

先生「まあまあ着れてるわね♪」

ありがとうございます・・・涙。

 

先生は楽しく粋に着物を着る事を教えて下さっているので

お優しいのだ。

本当のお弟子さんだったらと思っただけで冷や汗・・・。

 

好きだ綺麗だだけじゃなくて

ちゃんと生活の一部になるように

愉しく着れる様になりたいと思う。

 

きちんと着れていれば

結構似合っているので笑、

何かのイベントとか展示会とかに着て行こう。

着物の良さ、楽しさが伝わるといーなと思う。

“着物男”が必要な時は

気軽にお誘い下さいませ。笑

hair&make-up ヤマグチノリアキ's private blog "日日澹澹"
“絞り”の猫(数種類いる♪)