「山口小夜子展に行く。」

“カッコイイ”

という言葉はあまりに薄いかも知れないけれど、

カッコイイものはカッコイイ!

仕方ないよ!!

 

写真家の横須賀さんの作品や

コレクション(特にサンローランとミュグレー)での小夜子さん。

もう、

カッコ良過ぎて。

ああ。

 

日本での小夜子さんと言えば資生堂の広告。

この時代の資生堂のパワー、凄いね。

これはもう”広告”ではなく”芸術作品”。

(webでは観る事が出来ない所も◎)

それに、

紫のアイシャドウを塗って、

これだけ”絵”になる人はいない。

“先駆けた人”は凄い。

 

小夜子さんには小夜子さん独特の”世界観”がある。

(世界観を持ってる人、表現出来る人って本当に素晴らしい。)

ウエアリストである小夜子さんの

“スイッチ”の入れ方。

本当に素晴らしいです。

 

自分も作品撮りの時には、

被写体達に”スイッチ”の話はする。

“作品”はそもそも非日常なもの。

普段の日常から非日常への切り替えは絶対に不可欠。

この展示では映像も何点かあり、

それを実際この目で観る事が出来、

更に小夜子さんの素晴らしさを知る事が出来た。

 

と言うのも、

同様に活躍されている”トコ”さん(富樫トコさん)や

“秀香”さんとは、仕事で何度もご一緒させて頂いているが、

小夜子さんだけ、仕事でも、何かの機会でもお会いした事がなかったのだ。

でも、

こうして映像を拝見させて頂いてよかった。

特に最後の方の展示の「影向」は、

自分の中で”どストライク”(この表現。汗)。

自分の一番好きな”陰影”であり、

“黒と白”(+赤も)だった。

 

そして、

“山海塾”とのコラボレーションの作品展示もあったのだけれど、

「被写体が複数での作品撮影」は本当に難しい。

自分にとって、あまりにも難しいのが分かっているだけに

観ていてだんだん息が苦しくなって来た。

(自分が撮るとしたら、何時間も息をせずに集中しないと撮れないと思う位。)

この”世界観”も必見。

 

この展示で一番思ったこと。

それは、

『やっぱり自分は”追いかける物”がなければダメなんだ。』

それを痛感させられる展示だった。

 

愉しかったです!

ありがとうございました!

20150626b
展示の一番最後の部分だけ撮影OK!(フラッシュ禁)
カッコイイの撮れたんだけど、やっぱり実際観るのが一番と言う事で(^^)
展示は今月の28日。あさって日曜日まで!@東京都現代美術館

 

PS
そう言えば、先出のこのお二人。
“山口小夜子”さんと”横須賀攻光”さん。
“山口小夜子”さんと”横須賀攻光”さん。(二度言った笑)
お分かりかな・・・・♪

そう!
二人合わせると “横須賀小夜子”!!
ちがーう!!!
“ヤマグチノリアキ”になるんですね♪

しょーもない事だけど、30数年この業界にいて
ヤマグチと言えば”小夜子”さん。
ノリアキと言えば”横須賀”さんなんですな♪