「ユニクロ・メガストア。」

「あれ?こんな所ユニクロ出来てる。」

吉祥寺での所用の際に発見、

早速、”ユニクロ・メガストア”に寄ってみた。

 

凄いね、ユニクロ。

レディスの”ジョン・ロブショウ”のワンピ、1290円。

可愛いし、何より安い。

そして、ユニクロ×松竹歌舞伎。

このクオリティでこの価格。

(外国のお土産とかにも凄くイイと思う。)

もちろん、

全てが良いと言う訳ではないけれど、

圧倒的物量=コストダウンの成せる業。

そして、”売れる”と言う事は

周りのいろんなモノを巻き込む事が出来る。

”ユニクロ”、やっぱりタダモノじゃないわ。

 

ユニクロは言わずと知れた

ファストファッションの急先鋒。

コーディネートや予算等で

私服選びに困っていた人の救世主であり、

(カジュアルフライデー等)

「この価格でなら。」

と受け入れられた。

全身ユニクロであっても

十分コーディネート出来るし、

何よりも頑張らなくてもいい”安心感”がある。

 

結果、

日本にファストファッションの波が押し寄せ

一気に”画一化”、”平準化”が進み、

ヒエラルキーの真ん中が太くなった。

(ちょうど、真ん中の”中”と言う文字の様に。)

昔、”ダサい”という言葉があったのが懐かしい。

 

その反面、

いわゆる”お洒落”、”個性のある”人達は少なくなった。

以前、

「専門学生のよく買うブランドランキング」

の1位〜9位がファストファッションだったのもそう。

(もちろん、1位はユニクロ。)

 

結果、

個性=個体数が少ない=コストがかかる=高価

平準=個体数が多い=コスト安=安価

なので、

個性派ブランドや、セレクトショップの息が続かず

ブランド、ショップにも”画一化”、”平準化”が進んでいる。

(特にメンズは切ない。)

 

ただ、

“ヒエラルキーの真ん中が太くなった”

と言う事は、そこに需要があると言うこと。

否が応でも、横並びにラインナップしなければならないのは致し方ない。

夢や希望だけではどうしようもない現実がそこにある。

それが”ビジネス”。

 

それにしても

個性が”浮く”なんて時代がやって来るとは。

自分は別にお洒落でも個性的でもないが、

服も靴もアクセもヘアもメイクも好きだから

いろいろな人がいろいろな服を着て

いろいろなヘアスタイル、メイクをしているのが見たい。

でも、

ファッションは繰り返すから

またそういう時代が来ると思う。

(たぶん笑)

20150509
Parisのオペラ座近くにあるユニクロ。
シンプルと言う所がパリっ子に人気で結構な混み。