よく行くcafeに行ったら、
隣に珍しくおじさん同士(カップルではない笑)が。
居る時間帯的にも話の内容的にも
65歳過ぎ、70歳くらいなのかなあ。
特に気にはとめてなかったんだけど、
聞こえて来る話が面白くてさ。
「ほら、あれなんだっけ?ほら、あのあれ。」
「あ〜、あれね。」
「あれって何て言ったっけ?」
「あれはえ〜っと・・・あれだよね。」
「そうそう!あれあれ。」
「あれは確かえ〜〜〜っと。」
「そうだ!富岡製糸場!」
「ああ、富岡製糸場ね。」
(二人の”あれ”が違ってた笑。)
よく物忘れで”あれ”って言うけど、
この二人の”あれ”の乱用は凄まじかった。
会話が結構成り立ってなかったりするんだけど
二人共全然気にしてなくてさ。
それだけでもかなり面白いのに
二人共かなり適当な人っぽい事が判明。
「見て、これがその時の写真。」
「これどこ?」
「群馬か山梨か長野。」
「ずいぶん広いねえ。」
「そう、広かった広かった。」
「いや、そういう意味じゃなくてさ。」
「たぶん、このみっつの内のどれかだと思うんだよね。」
「たぶん群馬だな。群馬っぽいもん。」
「じゃあ群馬だね。」
(どっちも適当。笑)
「バスだったんだけど、平均年齢75歳。笑」
「それじゃあ若手だね。笑」
「そうそう笑。下から3番目だったからね。」
「え?何で下から3番目って分かんの?」
「何となく。」
「何となくの割には正確だねえ。え?じゃあ平均75歳てのは?」
「孫連れている人って大体75歳じゃない。」
(ほんと?笑)
「そういえばさ、車酔いしない方法発見したんだよね。」
(結構遅い時期での発見。笑)
「日光のいろは坂で発見したんだけどさ、
曲がる方向の逆を見ると酔わないんだよね。
右曲がる時は左〜、左曲がる時は右〜てな具合でさ。」
「へえ〜。でさ、さっきのって何ツアーだったっけ?」
(話聞いてねえ。笑)
「ツアー?」
「ほら、さっき言ってたやつ。」
「何だっけ?」
「ほら、何て言ったっけ。」
「何か言ったっけ?」
「あの75歳ってやつ。」
「75歳??」
「あのほら、あれだよあれ。」
「ああ、クラブツーリスト。」
「クラブツーリストね。」
(ガッチャ!)
やり取りの全部は書けないけれど、
(かくいう自分も物忘激。)
二人を見てたら
こういう気が置けない友達はいーなあと思った。
自分の場合、
元美容師&ヘアメイクってのが染み付いているので
どんなに仲が良くても気は遣ってしまう。
(気を遣ってもらってるとも思う。)
ちょっと羨ましいな。
「急に話変わって申し訳ないんだけどさ。この後、時間ある?」
「ありますよ♪」
「じゃ、100均付き合ってくんない?」
「この辺に100均あったかなあ。」
「いいじゃない、散歩でもしながらさ♪」
hair&make-up offcial-site “JOYEUXJOEL”
(ヘアメイクサイト/チャリティーTシャツ、オリジナルTシャツはこちらから。)
photographer joel’s photolog “JOEL”
(もうひとつの顔。フォトグラファーサイト/写真のみ掲載。)