「インプラント大手術。」

「痛かったよう・・・。」

妻が泣きながら、

待合室で待つ

自分の元にやって来た。

 

今日は4時間超の大手術、

右奥歯が

「インプラント埋入手術」、

左奥歯が、

もう一本のインプラントの為の

「骨造成手術」。

 

術後、

電車では帰れないので

(麻酔も効いているし)

車で埼玉まで迎えに来た。

 

本人は

痛みで憔悴しきっていたので

代わりに投薬等の説明を聞く。

 

妻曰く、

初めは痛くなかったが、

途中から痛みが激しくなり、

それが2時間続いたそうだ。

 

事前の説明では、

麻酔が効いてふわ〜っとしている間に

ほとんど終わると言う事だった。

 

これを普通に納得出来たのも、

前回、銀座でインプラントした時は

痛みが全くなかった事もあった。

 

妻は、

あまりの痛みに、

手で口元を何回もカバーしてしまった様で

「先生に迷惑をかけてしまった・・・。」

と落ち込んでもいた。

(それは人として自然な反応だと思う。)

 

オレの疑問はただひとつ。

そこまで痛かったのに、

しかも、

助手さんが

「麻酔追加しますか?」

と進言した時、

なぜ担当医はNOと言ったのか。

この一点だ。

 

別に担当医を

責めてる訳ではない。

(つもりもない。)

 

多少なりとも

麻酔は効いていたので

巧く伝えられなかったのも

(口も開けっ放しだし)

あるだろう。

 

でも、

2時間もの間、

「痛い痛い!」

と手で口元をカバーしようとする妻を

そのまま手術って有り得るのだろうか?

 

人の何倍も我慢強い妻が

痛みで泣くなんて

相当な痛みのはず。

 

「何故、

麻酔は追加出来なかったのか。」

 

これを聞きたかったのだが、

担当医は

手術が終わるや否や、

学会に行ってしまい

お会いする事は出来なかった。

 

妻は、

「仕方ないよ、

忙しい先生だもん。」

と言っていた。

 

が、

果たしてそうか?

5分も説明出来ないほど

時間は切迫していたのか?

 

学会も大事だと思うが、

1回60万の手術も大事なのでは?

 

このクリニックは

初めてながらも、

自分のかかりつけの紹介なので

信用はしている。

(それほど、

かかりつけの信用は高い。)

でも、

この状況はアリなんだろうか?

 

自分も今まで

全身麻酔や

鎮静剤を打っての手術を

受けた事があるが、

痛い痛い!と泣きながら

なんて一度もないし、

麻酔は常に追加されていた。

(その為に麻酔医がいる。)

 

特に、

今回は自分が何回もやっている

点滴での静脈麻酔なので、

追加は普通に出来る筈。

(もちろん、量に個体差はある。)

 

でも、

それをやらなかったのだから、

何かしらの理由があるはずだ。

 

「痛みが全く無い」

のはさすがにないとは思う。

が、

自分は歯科で

そこまでの治療をした事がないので、

やはり説明は受けたい。

 

術後、

「これこれこういう訳で

麻酔を追加出来なかったのです。」

とさえ聞ければ、

それで納得出来たと思う。

 

それとも、

痛みを我慢するのは

ここでは当たり前の事なのか。

 

でも、

そこは責めるべきところではない。

選んだのはこちらなのだ、

次、

行かなければいいだけの話。

 

インプラントは高価だし、

モノが歯だけに

「おためし」

なんて出来ない。

 

だから、

腕の良い歯科医に出逢える事は

とても大事なことなのだ。

 

もちろん、

この後、

なんの問題もなければ

結果的によかったと言えるだろう。

 

数ヶ月後、

「あれ、マジで痛かった笑。」

「あれはヤバかったな笑」

と笑えればそれでいい。

 

今、

妻は今日1日の疲れがどっと出て

泥の様に寝ているが、

可哀想でならない。

 

明日は1日、

痛みとの戦いになるだろう。

(翌日が一番痛む。)

 

明後日は、

術後診断とクリーニング。

 

一緒に行って、

担当医によく話を聞いて来ようと思う。

もちろん、

責めたい訳ではないので笑、

今後の事も踏まえて、

きちんと説明を受けておきたい。

 

とりあえずは

おつかれさま!

よく頑張ったね!!

 

PS
夜中に妻が起きて来たので
ちょっと話した。
で、
インプラントの方は
インプラントだけでなく、
骨造成(GBR)も行ったのこと。
片方は、骨再生医療だった。
金額は60万ではなく70万円なり。
(銀座はインプラントだけで60万。)