仕事でも
着物の撮影に関わる事が結構ある。
でも、
「着たい。」
とまでは思わなかった。
自分には敷居が高いと思ったからだ。
(いつかは着たいな〜。)
くらいでは、
なかなか着る機会には恵まれない。
そんな6年前、
素敵な日舞の家元、”M先生”と
素敵な着物、”竺仙”との出逢いがあった。
そこで先生に、
「着物は別に
一年中着なきゃいけない決まりはないのよ、
着たい時に着ればいいの。
そうね、
まずは浴衣から始めてみたらどうかしら。」
目から鱗だった。
こんな簡単な事にも気付かなかった。
そこで、
まずは浴衣、
そして単衣にチャレンジする事にした。
先生のご主人は呉服屋さんなので、
そこでいくつか誂えてもらった。
しかーし!
今年は暑過ぎる!
汗が滝のようになのか、
滝が汗のようになのか分からないほど。
自分の浴衣は、
色柄的に”汗”が目立つのだ。
注文する時、
反物を見て決めるんだけれど、
汗の事までは考えてなかった。
凄い素敵な色柄の浴衣達なのに
汗だくでは可哀想。
このままでは、
着物を着る機会を失ってしまう。
やはり、
着物は着ないと身体に馴染まないし、
いつまでたっても
巧く帯を結ぶ様になれない。
いろいろ考えた末、
ひとつの結論に達した。
それは、
「安価な浴衣を買って着倒す!」
反物から選ぶ”誂え(仕立て)”と、
既製品に差があるのは仕方ない。
でも、
既製品には絶対的な安さがある。
着物ほど
価格に差が出るものはないけど
安い物の中にも何かあるハズ!
と思い、
ここ何週間か探してみた。
「こういう記事の”安い”って
高いんだよねえ。」
分かる分かる!
安価って言ってるのに、
「一万円もあれば買えるんですね!」
とか笑。
安価って言ったら安いんじゃい!
目標は2千円台!
汗をかいても目立たず、
しかも着心地が(それなりに)いい。
「あった!!」
実際買って着てみて、
これならってお話。
購入の際の参考にして頂ければ。
まず、
「”しじら織り”であること。」
しじら降りとは、
簡単に言うと
表面がデコボコしている生地。
表面がデコボコしているので
肌に触れる部分が減り、
暑さも凌げると言う訳だ。
そしてもうひとつ、
「綿100%ではなく、綿麻であること。」
実際、
綿100%と綿85%、麻15%を買ってみたが、
“安価で”と言う縛りなら、
麻が混じっていた方がいいと思う。
あとは色柄だが、
あまり汗をかかない人なら
何色でも何柄でもいいと思うが、
自分の様に汗っかきの人は、
黒ベース、
または白ベースを選ぶといい。
既製品はサイズ選びが難しい。
身丈が長過ぎたり、
短過ぎるのが既製品の一番のネック。
誂えた着物達の身丈は140センチ。
(どのサイズが合うかな〜。)
と思ったら、
何とMサイズの身丈が140センチ。
おー!バッチリじゃん!
既製品サイズは
S、M、L、LLが基本、
168センチの自分には
Mサイズがピッタリだった。
それでは、
実際買った物を着てみよう!
着物のポーズってめっちゃ難しい!汗
浴衣が膿色だったので、帯は白で締めた。
白って意外といいんだよね。
ちなみに、
気になるお値段は2050円(送料別)なり。
これならガンガン着れるね!
しじら織りは
普通に探すと4000円前後、
探せば2000円台で見つかります。
実際着てみて、
誂え物と既製品の浴衣、
差があったのは事実。
生地もそうだけど、
身丈以外は全て大きかった。
(裄や肩等の”巾”と名のつくもの)
自分と同じ身長で、
体重が70キロ以上あると
ジャストサイズなのかなと思う。
でも、
着物は”着方”が大事なので、
きちんと着れば無問題と思う。
自分はまだまだ初心者なので、
家近辺でこれを着倒して
いつか自然に着れる様になりたい。