どっちも”におい”と読む。
意味はかなり違うけど。
匂いと言えば、
30年近く同じtoiletteを使っているんだけど、
（よく無くならないな。）
すっかり自分の匂いな感じだ。
猫達の中に
この匂いが大好きなコ達がいて、
鼻をぐいぐい押し付けて来る。
上着を置いておくと取り合いになってたりして、
何か入ってんのかな。
ま、
それはいいとして。
以前、
コンビニに寄った時のこと。
（あ、おしっこしてこ。）
「すみませーん！トイレ借りまーす！」
扉を開けると、
個室の扉がもう一枚。
すると、
中から一人のおじさんが出て来た。
（オレもおじさんだけど。）
見た目の事を言うのは良くないが、
一応禿げていて、
一応太っていると言う
普通のおじさんだった。
すれ違いざま
そのまま入ろうとすると、
トイレの”便座”が降りていた。
（あ〜、なるほどね。）
NEWSの手越君風に言うとそんな感じだ。
もちろん、
自分が逆の立場の場合もあるので
だから何だって訳ではない。
訳ではないが・・・
ま、
さっと入ってさっと済まそう。
でも、
早々息も続かないって事で・・・
ん？
ええっ！何！
すっげーイイ匂い！
何だこれ！！
えええーーーーっ！！！
（今の人〜？？？）
あのー、何て言うんだろう。
すっごいイイ匂いなんすよ。
この匂いだけで惚れる人も出て来るんじゃないかな
ってくらい。
一体何者なんだ！あの男性は！！
こんなにイイ匂いさせて
どこ行くのー！！！
所用でバスに乗った。
運転席から後ろ、
お一人様席が5席連なっている。
その内の前から4番目に座った。
すると・・・
くんくん。
（ん？何だろ、この香しい匂いは♪）
“香しい”と言うより、
何ともsexyで艶（つや）やかな匂いがする。
しかも非常にアグレッシブだ、
これは誘ってると言っても過言ではない。
その香りが漂って来るのは・・・
・・・前の席からだ。
前の席はお婆ちゃん。
と、
その前を見るとお婆ちゃん。
その前もお婆ちゃん。
そして、
自分の後ろもお婆ちゃん。
オセロだったらオレもお婆ちゃん。
ちなみに、
自分の左側に展開するシルバーシートにもお婆ちゃん。
＆立っている人はいない。
自分が乗った時に降りた人はいなかった、
“残り香”は考えにくい。
ただ、
確実に前方から、
こうして今も、
アグレッシブに匂って来ている。
これだけは確かだ。
このお婆ちゃんからだとして、
一体、
何のtoilette（またはperfume）なんだろう？
う〜ん、
セクシーだ。
セクシー過ぎる。
一体何者？このお婆ちゃん。
こんなにイイ匂いさせて
どこ行くのー！！！
