「羊達の沈黙。」

で、一躍知られる事になった蛾、

”黒面形天蛾”

(クロメンガタスズメ)。

20160826a
きゃー!きゃーちわりー!口に止まらないでええ

 

ボディの所がドクロに見えてカッコイイ!

と評判になったのだけれど

もちろんこれはエフェクト笑、

実際はドクロではない。

 

現物(標本)をお見せしたいけれど、

先日のよりインパクト大なので自主規制。

 

ウチにある標本は、

蝶や蛾の販売会で買ったんだけど、

クロメンガタスズメって

まず見かけない。

(1回の展示会で、あっても2頭がいいところ。)

 

しかも、

状態が良く、

展翅が上手な物ってまず無いんだよね。

(展翅:てんし=標本にする為、羽根を広げること)

 

と言うのも、

もともと展翅自体に相当な技術が要る上に、

このクロメンガタスズメ、

実は日本に普通に生息している。

(ただ、自分は今まで一度も見た事無いけど。)

 

標本と言うのは、

”そこら辺にいない虫”だからこそ価値がある。

だから、

普通に居る虫をわざわざ標本にして

わざわざ販売はしないんだよね。

 

そういう意味ではこの標本、

巧い展翅、状態バッチリ、破損無し

ここ数年で1頭だけの出物だった。

 

で、

その標本をデザインにしたTシャツがこれ。

20160826b
ドクロって言うよりは”巨神兵”ぽいね。

 

Tシャツのもうひとつのサイトでは

インクジェットと言うポピュラーなプリントなんだけど、

(オリジナルTシャツといえばインクジェット。)

これは”抜染”と言う手法でプリントしている。

 

抜染と言うのは

色を抜く事でデザインを見せるので、

生地にインクは一切使わない。

つまり、

素材感が全く失われないと言うこと。

 

しかも、

抜染は”綿”の部分しか抜けないので、

綿100%と綿50%では、色の出方が違うんだよね。

(同じ綿100%でも、メーカーに因って差が出る事もある。)

これがもう愉しくって!

 

ちなみに、

上が綿50%、下が綿38%

ね!面白いっしょ!

20160826d

 

ただ、

弱点は”コストが高い”こと。

抜染そのものコストも高いんだけど、

(インクジェットとは比較にならない程。)

縫い目をはみ出したら割り増し、

1回の注文で5枚以下は割り増し、

年々割り増している汗。

 

あと、

1回の注文で最低10枚オーダーしないと

版は作らないって事になったんで、

このクロメンガタスズメと、カラスアゲハ、PLANETの3種で

抜染プリントはおしまい。

(この3種だけは以前のルール通り、1枚単位での発注が可能。)

確かに工房にとっては、

自分の様な客は煩わしいんだとは思うけど、

もっと版作っておけばよかった。

 

蛾そのものがキモい、

怖いと思う人は多いと思うけど笑、

(自分もキャーキャーいいながら標本撮影をした。)

オリジナリティはハンパないす!

 

外国の人には何故か人気だなあ。

あ、あと

蝶の販売会で2枚買ってくれた女性の人がいたし、

(その節はありがとうございます!)

女性の方が買ってくれてるのかな。

展示会でも、

蛾だけ収集している若い女の子とか

普通に来てるから、

蛾が好きな人もいるにはいるんだね♪

 

ど真ん中の人には

相当ど真ん中のクロメンガタスズメ、

下記サイトにて販売中、

3900円は在庫のみなのでよろしゅうに!

(クレジットカード対応です☆)

JOYEUXJOEL@Creema

https://www.creema.jp/c/joel/item/onsale