で、一躍知られる事になった蛾、
”黒面形天蛾”
(クロメンガタスズメ)。
ボディの所がドクロに見えてカッコイイ!
と評判になったのだけれど
もちろんこれはエフェクト笑、
実際はドクロではない。
現物(標本)をお見せしたいけれど、
先日の蛇よりインパクト大なので自主規制。
ウチにある標本は、
蝶や蛾の販売会で買ったんだけど、
クロメンガタスズメって
まず見かけない。
(1回の展示会で、あっても2頭がいいところ。)
しかも、
状態が良く、
展翅が上手な物ってまず無いんだよね。
(展翅:てんし=標本にする為、羽根を広げること)
と言うのも、
もともと展翅自体に相当な技術が要る上に、
このクロメンガタスズメ、
実は日本に普通に生息している。
(ただ、自分は今まで一度も見た事無いけど。)
標本と言うのは、
”そこら辺にいない虫”だからこそ価値がある。
だから、
普通に居る虫をわざわざ標本にして
わざわざ販売はしないんだよね。
そういう意味ではこの標本、
巧い展翅、状態バッチリ、破損無し
ここ数年で1頭だけの出物だった。
で、
その標本をデザインにしたTシャツがこれ。
Tシャツのもうひとつのサイトでは
インクジェットと言うポピュラーなプリントなんだけど、
(オリジナルTシャツといえばインクジェット。)
これは”抜染”と言う手法でプリントしている。
抜染と言うのは
色を抜く事でデザインを見せるので、
生地にインクは一切使わない。
つまり、
素材感が全く失われないと言うこと。
しかも、
抜染は”綿”の部分しか抜けないので、
綿100%と綿50%では、色の出方が違うんだよね。
(同じ綿100%でも、メーカーに因って差が出る事もある。)
これがもう愉しくって!
ちなみに、
ね!面白いっしょ!
ただ、
弱点は”コストが高い”こと。
抜染そのものコストも高いんだけど、
(インクジェットとは比較にならない程。)
縫い目をはみ出したら割り増し、
1回の注文で5枚以下は割り増し、
年々割り増している汗。
あと、
1回の注文で最低10枚オーダーしないと
版は作らないって事になったんで、
このクロメンガタスズメと、カラスアゲハ、PLANETの3種で
抜染プリントはおしまい。
(この3種だけは以前のルール通り、1枚単位での発注が可能。)
確かに工房にとっては、
自分の様な客は煩わしいんだとは思うけど、
もっと版作っておけばよかった。
蛾そのものがキモい、
怖いと思う人は多いと思うけど笑、
(自分もキャーキャーいいながら標本撮影をした。)
オリジナリティはハンパないす!
外国の人には何故か人気だなあ。
あ、あと
蝶の販売会で2枚買ってくれた女性の人がいたし、
(その節はありがとうございます!)
女性の方が買ってくれてるのかな。
展示会でも、
蛾だけ収集している若い女の子とか
普通に来てるから、
蛾が好きな人もいるにはいるんだね♪
ど真ん中の人には
相当ど真ん中のクロメンガタスズメ、
下記サイトにて販売中、
3900円は在庫のみなのでよろしゅうに!
(クレジットカード対応です☆)
JOYEUXJOEL@Creema
https://www.creema.jp/c/joel/item/onsale