じゃあ、たんたんにも分かる様に教えてあげよう。
“圧迫排尿”とは。
下半身が麻痺している猫は自分でおしっこをする事が出来ない。
(麻痺の程度によってはう○ちも出来ない。)
ので、膀胱を手で絞っておしっこを出してあげなければならない。
ほっておくと、尿結石症、膀胱炎、腎盂炎になったりする。
猫の膀胱絡みの病気は人間と違い、即、命に関わるので注意が必要。
なので、圧迫排尿は一日絶対二回、理想は三回やってあげる必要がある。
分かったかい、たんたん?
とにかく一回目は全然出来なくて途方にくれた。
膀胱の位置は大体分かったんだけど、
掴もうとするとするっと逃げて行くんだよね。
しっかり掴めばいいんだけど
膀胱って”内蔵”のひとつ。
そもそも人間の力で圧迫なんてして大丈夫なのか?
それに事故後の膀胱は強く圧迫すると破裂する可能性もある
って聞いていたので、とても怖かった。
でも!
今はもう大丈夫!!
もう圧迫排尿のプロと言ってもいい♪
もちろん、
12時間以上空いてしまいそうな時は
(仕事の時間が長かったり、泊まりの時等)
宿泊施設のある病院に預けているので無問題。
”圧迫排尿のやり方”
おしっこシートを引く。
カミさんがバスタオルでくるみ、後ろが見えない様にだっこ。
気をそらす為に、すかさず頭を撫でる。
左手の小指と薬指でしっぽを持ち、くいっと持ち上げる。
残った3本の指で腰の辺りを固定。
右手で膀胱の位置を確認。
少しずつ圧迫していくと、”出る直寸前”が分かる。
強くは押さず、猫がおしっこしている感じで圧迫。
う○ちも触った感触ではっきり分かるので
右手をブルブル振動させると顔を出して来る。笑
それを軽く押してするっと出してあげる。
除菌シートで拭いてあげておしまい。
たんたんは、
何やら頭を撫でられている内に
尿意や便意もすっきりして
(あ?なんか気持ちイイ・・・♪)
と思ってるくさい。
ゴロゴロ言ってるから
そんなイヤじゃないようだ。笑
この阿吽のコンビネーションなら楽勝♪
一瞬大変と思いきやの圧迫排尿、
”いいこと”も沢山ある。
まず、
かなり間近(20センチ位)でおしっことう○ちをガン見するので笑、
確実に状態を把握する事が出来る。
色、量、ニオイ
ちょっとでもいつもと違えば一発で分かる。
前も、
おしっこを絞っていると
「あ、何かニオイがいつもと違くね?」
「あ、ホントだ。」
すぐ病院へゴー、てな具合。
あと、
トイレや猫砂が要らないので、
部屋に砂が散ったり、おしっこ臭いとかも一切無し。
猫は綺麗好きだからいつもイイ匂いがする。
どっちかって言ったら自分らの方がくさいかも。笑
今後、たんたんがおばあちゃんになったら
膀胱そのものも弱くなるし、
元気なう○ちも出なくなると思うけど
(それはオレの方が先かも。笑)
それに対応出来る知識やコツも掴んでおきたいと思う。