「ウィンターカップ。」

バスケットをやってた身として

気になるのは高校三大大会。

今やってるのは”ウィンターカップ”。

 

自分がやってた頃とはすっかり様変わりして

プレイや戦術もかなり違ったものになっている。

フローターとか普通に打ってるし、

スピンムーブも早い早い。

でも、一番違うのは”スリーポイントシュート”。

 

バスケットは文字通り、

バスケットにボールを入れるスポーツなのだが、

基本、1回入る毎に2点与えられる。

スリーポイントシュートと言うのは簡単に言うと、

「この線の外側からシュートして入ったら3点あげちゃう♡」

“この線”は、まあまあ遠いので

「遠くからシュートして入ったんだから3点。」

と言うこと。

 

スリーがあると無いとでは、試合内容は全く違う。

なので、今のバスケは

ゴール近くでパワーやテクニックでゴールする姿はあまり見られない。

(ゾーンディフェンスが殆ど無く、あってもレンジがかなり広い。)

ゴール下ではファウルの危険もあるし(5ファウルで退場)、

1回シュートして2点と3点なら、3点の方が効率がいい。

“点取り”で考えると自然とその流れになる。

なので、

どのチームもスリーポインターがいて

パス回しやスクリーンでシューターをノーマークにし、あとはリバウンド。

そしてまたシューター、外中外ってが流れになっている。

おまけに190センチ超の選手が、

スリーをバシバシ決めると言う時代なのだ。

(明成のルイ君とか。)

 

強豪と言われるチームは、

観ていると本当にシュートがよく入る。

ただ、

スリーがテンポ良く入ればリードはどんどん広げられるけれど、

入らないと一気に持ってかれてしまい、

追いつくのにスリーを多投して自滅したり、

試合がそればっかりになってしまうきらいもある。

 

自分の時はスリーがなかったので、

得点はフォワードのパワープレイ、センターとのセットプレイ

ガードのドライブイン、パスカット&リバウンドからの速攻が主流だった。

スリーが無い=ゾーンディフェンスが多い

=ゴール下に人が集まるので、

相手のポイントゲッターをわざとファウルアウトさせる作戦とかもあった。

(スラムダンクで言うと”魚住君”狙い笑。)

それが愉しくてね。

意地の悪い自分にピッタリな作戦。笑

 

今日現在、

下馬評通り国体一位の福岡大濠、二位の明成、

後は能代や京都洛南の常連が順当に勝ち進んでいる。

長野の東海大三も頑張ってる♪

 

先日、テレビ観戦していて驚いたのは

バスケットそのものだけじゃなくて”アナウンサー”。

たまたま観てた試合が

第4ピリオド前に60点位差がついてしまったんだけど、

その時の一言が、

「追いつくのはもう不可能なんですが云々。」

そして試合後には、

「いやあ、惨敗でしたね。」

つまらねえ事言いやがって。

怒りを通り過ぎて一周まわって元に戻ったわ。

 

もちろん、

残り10分で60点差を埋めるには、

1分間に3ゴール(スリーなら2ゴール)を確実に決め、

しかも相手に1点も取らせないのが必須条件だけど、

ホントに不可能か?

1つのピリオドをノーゴールに押さえる可能性ってゼロじゃないし、

1分間にスリー2本て、決して天文学的な数字じゃない。

それに、この大会の為に皆モノ凄く練習して来ているだろうし、

このテレビ観て応援してる人、沢山いると思うんだわ。

 

そんなのを目の当たりにして悶々としていたら

次の試合がスタート。

 

試合の始まる時って凄く好きで、

キャプテンが手を出す、残りのスタメン4人が次々に手を重ねる、

「行くぜっ!うぃぇっす!!(字で表現出来ない笑)」

めっちゃ高揚して(やるぜーっ!)って思えた。

特に自分は一番ちっさかったので、

他の4人が頼もしくてね♪

 

そして、中央のサークルへ。

一列に並んで挨拶なんだけど、

(オレらって超強いですから!)

と超上から目線で相手を見て笑、

「しゃあっす!」

って気合い入れて・・・あれ?

そんな礼から始まるんだけど・・・

この試合の選手達は殆ど”礼”はしない。

 

ああ、

どの世界も

いろんな意味で時代って変わったんだなあとつくづく思う。

 

ちょうど今、能代と東海大四がやってるんだけど、

皆うめえなあ。笑

 

 

ーーー超内輪話ーーー

今回のウインターカップ、北信1位は”市立長野”。

(ん?市立長野???)

長野で長野高校と言えば、あの長野高校だ。

でも長野高校は県立、市立なんてあったっけ???

と思って調べたら、

何と!元は”皐月高校”だった!

おお!皐月高校!

(自分が高校の時は女子校だった♡)