先日、
「85歳の親父の車を廃車、そして免許返納。
その代わりに電動アシスト自転車を買う為に帰省する。」
と言うブログを書いた。
ブログを読む限り、
(何て聞き分けの良いお父さん。)
の様に見えるかも知れないが、
実際は違う。
車を廃車し、
自転車(普通のママチャリ)を
買った所まではよかったが、
やはり長野、
車が無いと如何ともし難い。
で、
親父が
(便利じゃね!)
と思いついたのがバイク。
姉貴から
「バイクを買うと言ってる、
どうしたらいいか。」
と相談ライン。
すぐさま
「電動アシスト自転車がいいよ!」
と勧めてもらうも、
「そんな金どこにあるんだ。」
と一蹴される。
確かに電動アシスト自転車は
安くても7〜8万、
10〜15万が主流。
おいそれと
買えるものでもない。
中古の原付バイクなら
5万くらいで買えるので、
親父の言うのも
あながち間違ってはいない。
ただ、
自賠責や任意保険やガソリン代等、
「人を轢くかも知れない。」
を考えたら
電動アシスト自転車一択だ。
車の運転が
そろそろヤバそうだから
車を廃車したのに、
バイクに移行する意味がわからん。
一応、
自分の発言力は高いので
「ノリアキが勧めていた。」
と説得に当たってもらう。
が、
「バイクの方が安い。」
の一点張り。
そこで、
「このコロナ禍の中、
電動アシスト自転車を
買ってあげるが為に、
わざわざ新幹線グリーンに乗り、
余裕を見てホテルに一泊し、
レンタカーでの送迎付き、
しかも自己負担ゼロ。」
と言う条件で、
四の五の言わせない
納得してもらった。
親父側にしたら、
息子が勝手にやって来て、
10数万する自転車を買ってくれる。
自分がする事と言ったら、
家で待ち、
車が迎えに来たら乗り、
自転車屋で欲しい自転車を選び、
家まで送ってもらう。
それだけでいいのだ、
断る理由は無い。
免許は
次回は更新しないと言う事で
(返納が面倒臭いとの事で)
条約を締結してある。
自分らに黙って
こっそり車を買ってしまうんじゃないか
と言う懸念もあるが、
実家にそんなお金は無い。
(ローンも組めないだろうし)
それでもと言うなら、
「それじゃあ、
わざわざ長野まで行って、
十数万も払って
自転車買った意味無いじゃん。」
と言うしかない。
親父は
“対価”
と言う事に関して
もの凄くまともなので、
無茶な事はしないだろう。
(自転車代を返すからってのも無い。)
60年以上、
車だけ乗っていた生活が
いきなり自転車のみになるのだから、
大変なのは分かる。
電車やバスで溢れる東京とは
違うからだ。
数ヶ月後か
数年後、
この問題はぶり返すだろう。
まあ、
今自分に出来る事は
これしかないので、
見守っていくしかない。
ただ、
親父の自我がきちんとしている間に、
お互い納得の上で
こういう形がとれたのは
本当によかったと思っている。
あ〜、いむらやのあんかけ焼きそば食べたい。